コロナウイルスに便乗した悪徳商法(詐欺)の例をまとめました
2020/4/16 - 支援情報・知っておくべきこと
コロナウイルスに便乗した悪徳商法(詐欺)が手を変え品を変え発生しているそうです。
国民生活センターなどに寄せられた例などをまとめてみました。
マスクの送り付け商法
身に覚えのないマスクが代引きなどで送られてくることがあるそうです。
中には、政府が配布するマスクと誤認識させて代金を請求してくる例もあるそうです。
政府が送るマスクで商品代はもちろん、送料や手数料が請求されることは絶対にありません。
対応策:
・代引きの場合は受け取り拒否
・商品を使用せず14日間保管しておけば、その後処分するのは問題ない(14日以内だと返送請求される可能性があります)
・怪しいものは受け取らず支払わず消費者ホットライン(188)へ相談する
知らない相手から極秘情報や支援情報のメールが届く
「マスクを無料配布します」「近所のマスク在庫情報を教えます」「コロナ関連でこれから絶対に上がる株を教えます」などなど、さまざまな内容のメールやメッセージが届くことがあります。
知らない相手から届くこのようなメッセージは個人情報の収集が目的であったり、次の詐欺の下準備であったりします。
知らない相手だけでなくAmazonや運送業者やドラッグストアの名前などを勝手に使っているケースもたくさんあります。
このようなメッセージはすべてそのまま削除して無視してください。
本文に記載されているリンクをタップしたり、お断りのメッセージを返信することも行わないでください。
不安な点があれば同じく消費者ホットライン(188)へご相談を。
水道水にコロナウイルスが混ざっている
「水道水にコロナウイルスが混ざっているが機器を買えばろ過できる」「ウォーターサーバーなら安心なので導入しませんか」など水道工事や水の売りつけに関する詐欺もあり、中には強引に家に上がり込もうとする例もあるそうです。
水道に関しては各地方自治体が法令に従い常に厳しい水質基準を守っているので安心して問題ないそうです。
勧誘がしつこかったり強引な場合はすぐに110番通報してもよいそうです。
助成金や給付金があるので手続きをしてください
このような案内が個別に行われることはありません。
個人情報や暗証番号、クレジットカードの情報なども絶対に教えてはいけません。
どうしても気になるようであれば電話相手の所属と名前を聞いて、お住いの地区の区役所や市役所にかけなおして確認してください。
相手が確認されるこを見越して「では電話番号○○にかけなおして下さい」とかけなおし先を指定してくる場合がありますが、かけなおしの際は電話帳や区役所のホームページなど信頼できる情報源から電話番号を確認の上でかけなおすのがよいでしょう。
個人情報収集が目的のマスク販売に注意
大手ネットショッピングでマスクがお手頃な価格で販売されていたが、注文直後にキャンセルされたり、送られてくるのが数か月先で音沙汰がないなどの例もあります。
また、SNSなどで「専用販売ページ」などのリンクが投稿され、そこで不正に個人情報やクレジットカードの情報を搾取するケースもあります。
全てではありませんが、これらは個人情報を収集したり次の詐欺のための下準備であるケースも多くあります。
例えばAmazonさんではAmazonのシステムを利用して個人や実店舗のないお店でも出品できる「マーケットプレイス」という仕組みがあり、そのような仕組みの中に悪質な出品者が紛れていることもあります。
Amazonさんという大手サービスに安心してしまいますが、Amazonの中にいる販売者自身が信頼できるかという観点も持つようにしてください。
コロナウイルスに効く食品やウイルス除去剤がある
このような謳い文句でいろいろな品物を電話勧誘、訪問販売してくるケースがあるそうです。
今までの例に同じく、電話の場合は個人情報の収集などが目的のケースもあります。
訪問販売の場合は科学的な根拠もなくコロナに便乗して商品を売りつけているだけというケースもあります。
悪徳営業の方もあの手この手で上手な言い回しを考えてきますので、話を聞けば聞くほど信じ込んでしまいそうになります。
営業電話は聞かずにすぐに切って、訪問販売がしつこい場合は110番通報してください。
以上、いくつかを例としてご紹介しました。
・しらない相手からのメッセージに反応しない
・どのような相手であっても個人情報や暗証番号やクレジットカード情報を教えない
・信用できない販売者や訪問販売は相手にしない
を心がければ多くのトラブルが防げると思いますので十分ご注意を!
国民生活センターのサイトなどでも情報が随時更新されていますので定期的にチェックしてみて下さい。
http://www.kokusen.go.jp/index.html